月別記事一覧

2007/4/19

『映画は生きものの記録である』 ニュース(5)

■4月10日(火)
「土本典昭の仕事—ある記録映画作家の軌跡」出版に向けて—土本宅にて。今回はいよいよアルバムの複写ということで、鈴木一誌さんは小型の複写台を持参。この複写台がなかなかのスグレモノで、ちょうど写真の引伸機ぐらいの高さのスタンドに、デジタル一眼レフカメラを固定すれば、あとはピントと光の加減の調整だけで、どんどん複写が進んでしまう。その調整もデジタルの時代になって、後でパソコンで修正が利くから大幅に楽になったという。「だから、こうやってお宅に持ち込んだほうが作業が早いのですよ」と鈴木さん。かくて、三百数十枚の写真の取り込みが5時間足らずで終了。これには土本さんも「すごい集中力だなあ」目を丸くされていた。
今後セレクトされるこの貴重な写真群、どのぐらい日の目を見るかはまだ分からないが、とにもかくにも楽しみである。(佐藤寛朗)

■4月11日(水)
4 回目の試写(映画美学校試写室)。今回が最終試写なので、これまでの実績から予想はしていたが、やはり人が溢れた。椅子はたちまち埋まり、補助椅子を用意し、さらに通路に座布団を出して座ってもらい、2名の方にはやむなく帰っていただくことになる。前回の試写には来られなかったマスコミ関係の記者が目立つ(ぜひ記事にしてほしい)。知人も目立ち、暫くぶりの再会に、暖かい挨拶をもらう。「三州屋」にて試写打ち上げの乾杯。今後の方針について打合せをする。季刊「at(あっと)」7号に、作品に寄せて熊谷博子さん(『三池』監督)の批評が掲載された。31年前からの土本監督との交流のなかで、ドキュメンタリーを撮ることの意味を教えられ、いまなお撮ることを自ら問い続けていることを綴っている。
この号には、鈴木一誌さんが土本監督の初期の傑作『ドキュメント路上』について新しい視点を提起。「時代のもつ技術と演出方法を最高度に発揮させたとき、映画は、ドキュメンタリーか劇映画であるかを問わず、<その時代を記録したドキュメンタリー>となる。」予告編は、いま、ここで上映しないと宣伝にならない!ということでアテネ・フランセ文化センターの特集「小川紳介と小川プロ」で映写されている。ドキュメンタリーのメッカ、ポレポレ東中野でも上映中で、ユーロスペースでは、キネコ作業が済み次第となる。これを機に作品は広く周知されていくことだろう。(伏屋)

■4月16日(月)
ユーロスペースでの『映画は生きものの記録である 土本典昭の仕事』の公開日が決定した。6月2日(土)からである。モーニングショーで行うが、開始時間は他の作品との兼ね合いもあるので、もう少し待たねばならない。
上映期間中に販売する作品のパンフレット作りに着手。かって『ねじ式映画 私は女優』など意欲作を制作した岩佐寿弥監督と藤原監督の対談を軸に、興味ある記事を掲載するため、執筆者の折衝に入る。(伏屋)

初日が決定しました!

「映画は生きものの記録である-土本典昭の仕事-」の渋谷・ユーロスペースでの初日が
6月2日(土)に決定いたしました。
タイムスケジュールや舞台挨拶などの詳細についてはまだ未定ですが、決定次第このホームページに掲載いたします。

2007/4/14

上映記念イベントの詳細が決定しております!

5月10日(木)にアテネ・フランセで行われる上映記念イベント「君は土本典昭を知っているか?」のトークとタイムテーブルの詳細が決定しました。聞き手には「A」「A2」「Little birdーイラク戦火の家族たち」のプロデューサーでも知られる安岡卓治さんを迎え、大津幸四郎さんと藤原敏史監督より土本典昭監督についてのお話を”じっくり”とうかがいます。

2007/4/13

コメント追加しました

コメント欄に昨年、映画『三池 終わらない炭鉱の物語』が大ヒットした、映像ジャーナリスト熊谷博子さんの文章を追加しました。

2007/4/12

掲載情報(2)

季刊 at最新号です 特集は「苦い砂糖が生まれた理由」また遅れてしまいましたが、雑誌などへの掲載情報です。

「思想運動」(4/1号 小川町企画)藤原監督のロングインタビューが載ってます。購入希望の方はホームページからお問い合わせください。

・「季刊 at」7号(太田出版)土本さんと『よみがえれカレーズ』を共同監督した、映像ジャーナリスト熊谷博子さんの「『映画は生きものの記録である』によせて」という文章が掲載されています。土本さんとの思い出が熱く語られています。

この「季刊 at」は鈴木一誌さん(本作のチラシ・ポスターのデザインをされているグラフィックデザイナー)がブックデザインをされています。そして今号から鈴木さん自身がさまざまな映像作品について書かれる「ドキュメンタリーの視角」という連載がスタート! 第一回目は、土本監督の『ドキュメント 路上』です。『映画は生きものの記録である』でも言及されている、土本監督の初期の代表作です。必読。
(鈴木一誌さんが「季刊 at」の巻末に書かれている「デザイン覚書」もおもしろいです。鈴木さんがデザインという仕事をしながら考えている、さまざまな事柄、刺激的です)